遂に157円前後になってしまった。
チャート的には頭を押さえられている感じだが、形としてはとても良く、上がっていきそうな気配を感じる。
ただ、このままメンツをつぶされた日銀・財務省の一派が黙っているとは考えにくい。
長期金利も上がってきているし、いよいよか?という気がしないでもない。
そうそう、日銀と財務省はさておき、今日はNISAでオルカン投資という記事があって、それもまた円安に拍車をかけていると伝えられていた。
つまり、NISAで投資する個人投資家が円安に一役買っているということだ。
これは一つの事実であり、しかも積み立てで買っていれば恒常的な円安要因になるから、まさしく記事の通りである。
どこでこの流れが止まるかわからないものの、たぶんアメリカ株が暴落すればオルカンのやばさが伝わるんでないかと思う。
その時こそ、NISAやべえってなるんじゃないだろうか。
オルカン、すなわちオールカントリーの略だが、これは実質的にアメリカの株が半分以上を占めているのが現状だ。
場合によっては70%以上をアメリカ株が占めているケースもある。
つまり、アメリカ株が大暴落すると、当然の如くオルカンも沈む。
その時の含み損に耐えられるだけの握力がNISA勢にあるかどうかが問題だ。
昨年末から新春頃にかけて、テレビや新聞では、ドルコスト平均法が推奨されていた。
これを見て、うわあ!と思ったのは自分だけではあるまい。
もはや数年内に損することが確定しているかのように感じてしまったからだ。
ドルコスト平均法は、大暴落しようが何しようが、とにかく投資し続けることが肝要という戦略だ。
数十年経ってみれば、あれでよかったね!となる話である。
もちろん未来は誰にも分からない。
しかし、買っててよかったね!が確約されているように見える、不思議な投資法である。
このドルコスト平均法教団に加入してしまった人たちが今のNISA勢に多いのだとすれば、大暴落が起こったとしても、意外と耐えるかもしれないと個人的には見ている。
ちなみに自分はこのドルコスト平均法をゾンビ作戦と密かに名付けている。
大暴落で倒れようと、立ち上がり、うへええーーうまっかゆっとか言いながら投資を続けるのだから怖い。
さて、6月相場はどうなるのか?
アメリカはNVIDIA次第っぽいが、他にも台風の目が出てきそうな気配もある。
そして世界情勢。
これがすこぶるよろしくない。
イスラエルにロシア、この二つだけでもお腹いっぱいなのに中国もアップしている。
有事の円高なんて言葉があったが、今は円が信用されていないのか円安である。
いやもうどうやってこの先生きのこるか、戦略を立てねばなるまい。