パソコンをつけてみたところ、愛用のFirefoxが更新されていてびっくり。
なんかテーマが黒くなっている……と思いながら、いつものようにネットサーフィンしようとしたところ、マウスジェスチャー機能が働いていないことに気が付く。
もしやと思い、グーグルに聞いてみると、どうやら今回のアップデートで大半のアドオンが使えなくなったらしい。
糞困る。。。(#^ω^)
Firefoxの某掲示板では、自分と同じようにマウスジェスチャーを利用している人の歎きの声が数多寄せられていた。
いわゆる、阿鼻叫喚の図になっていた。
だが、泣きながら使えなくなったアドオンの残骸をクリックしてみるとFirefox先生による説明があった。
その説明によれば、マウスジェスチャーには代替のアドオンがあるようだ。
無効になったアドオンの代わりに、その新しいアドオンを使えということらしい。
そこでFirefoxがお勧めのアドオンをインストールしてみようと試した。
だが、インストール時になんか色々と承諾事項が出てきた。
クリップボードのデータを見せろや!( ゚Д゚)の
ブラウザの閲覧履歴を見せろや!( ゚Д゚)の
全ページのデータ読み取りと変更をさせろや!(# ゚Д゚)の
などなど。
で、すごく萎えた。
めっちゃ萎えた。
とりあえず他にも変わりはあるはずだと別のアドオンを探すことにする。
そうしてなんとか上記のような要求が少ないもの(しかし結構えげつない要求あり)を選んでいれてみた。
だが、使い勝手が以前のものと比べて、そこはかとなくよくない。
自分が一番よく使うのが、ブラウザのタブの移動。
これをマウスジェスチャーで行うと、非常に捗る。
具体的には、右クリックとマウスのホイールを組み合わせて、タブを移動させるって設定である。
ホイールを上に回せば、次のタブへと移動する。
さらにグルっと回し続ければ、さらに次のタブ、またさらに……と、どんどん移動する。
逆に回せば、前のタブへと戻るって具合だ。
しかし今度のマウスジェスチャーのアドオンは、どうやら一度進む(戻す)度に、右クリックを一度解放してやらねばならないという、全然捗らない仕様だった。(*ノωノ)
使ってみた人の感想でも、自分と同意見の、つまりは右クリックホールドしながら、ホイールぐるぐるでタブ移動を次から次へとスムージングに出来たらよかったのに!このバカ!オタンコナス!とか書いてあって、泣いた。
こういうときに頼りになるのが、2ちゃんねる。
というわけで、2ちゃんねるで何か代用品がないかと探してみることにした。
そこで見つけたのが、
MouseGestureL.ahk
http://hp.vector.co.jp/authors/VA018351/mglahk.html
だ。
MouseGestureLは、その解説にもある通り、
「マウスジェスチャーとは、「右ボタンを押しながらカーソルを上に移動」や、「右ボタンを押しながら左クリック」といったマウス入力によって、閉じる、最小化、サイズ変更などのウィンドウ操作や、キーボード操作、画面上のボタンを押す操作の疑似的な再現など、様々な操作を可能にするユーティリティーです。」
というツールであり、
「MouseGestureL.ahkは、
AutoHotkey上で動作します。
AutoHotkeyはマウスやキーボード操作の自動化などを可能にするスクリプトエンジン。そしてMouseGestureL.ahkはマウスジェスチャーが入力されると、AutoHotkey用に記述されたスクリプトを実行する仕組みになっています。 そのため設定次第で出来ないことはない、と言っても過言ではないぐらいの自由度があります。」
とあるように、アドオンのようにブラウザに依拠しているわけではないので、設定さえすれば、Firefoxだけでなく、Google Chrome、Internet Explorerなど、様々なブラウザにも同時にマウスジェスチャーが適用できるようになる、非常に便利なツールだ。
ちなみに、このツールの利点はそれだけではなかったりする。
たとえばアドオンのマウスジェスチャーでは、ページ読み込み中や、ブラウザ本体と関係するページに関しては、アドオンの機能が働かなくなる仕様がある。
そのためにマウスジェスチャーが無効になってしまい、ページ読み込みが終わるまでは、じっとモニターの前で正座して待つ必要がある。
ところがこのツールを使えばそんな心配はない。
ブラウザの事情とは関係なしに動くので、ページ読み込み中だろうが、重要ページだろうが関係なく、スイスイとタブ移動ができる。
具体的なツールの使用方法と設定方法は、MouseGestureLのヘルプを見れば分かるようになっている。
が、ヘルプのバージョンが古いために、多少違いがあるので、若干の慣れが必要かもしれない。
ちなみに、タブの移動に関する設定だけならば、以下の通りにするとたぶん便利。
1 メインタブからブラウザをクリック
2 ジェスチャー項目の右下に「追加」があるので、それをクリック
3 新規ジェスチャーを定義をクリック
⇒ ここで新規ジェスチャーの名称を決めてもよい。
4 ジェスチャータブに移動するので、そこで画面中央のトリガ操作の項目を選ぶ
⇒ たとえば「右クリック中にマウスホイールを上に回転させる」という設定なら
RB_WU_
と「追加」ボタン隣の空欄に入力する。あるいは、トリガ操作の項目から、
右ボタン押し下げ と ホイール上回転を順番に選んでもよい。
5 設定したら「追加」をクリック
6 メインタブに戻り、先ほど新規で作ったジェスチャーを選択し(青く反転させ)、アクションスクリプトを設定する
⇒ カテゴリは「全て」、「キー操作を発生させる」で追加ボタンを押す。
8 キー入力をしてください、と出るので、ここでブラウザのショートカットキーを入力する。
Firefox と Chrome の場合
⇒タブを次に移動は CTRL + TAB
⇒タブを前に移動は CTRL + SHIFT + TAB
9 ジェスチャー項目にアクション内容などが追加されたのを確認したら、右下のOKボタンを押して、設定画面を閉じる。
10 快適なマウスジェスチャーライフを楽しむ。
マウスジェスチャーを常時使うなら、スタートアップに登録していても良いように思うが、そこは自己判断。