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寺子屋フルメタルイノベーションZα

投資的な毎日を猫目線でレポートします

   
カテゴリー「マーケット」の記事一覧

新NISAとかいろいろ

新NISAが凄いらしい。
なんでも1日で1000億くらいが三菱系のオールカントリーにいったそうな。
すごいなあと指をくわえてみていた。
いや、指をくわえてというのは半分嘘で半分本当だけど。
かくいう自分は、新NISAをどうするかで悩み中である。


旧NISAと違い、新NISAの利便性が増したことは確かである。
年内売却でも翌年には投資枠が復活するので使い勝手が圧倒的に良くなったのだ。

無論、圧倒的と書くと語弊が生じる危険性がある。
そもそも元のNISAが糞仕様なのだ。
それと比較してみれば圧倒的と言うだけの話である。

つまり新NISAも汚い糞から綺麗な糞に切り替わっただけであると言える。
なにしろNISA最大の欠陥といえる、損失は永遠に損失という点がそのままだからだ。
通算損益で損失繰越ができないというのは、ボクシングにたとえるとマウスピース無しでガチで殴り合うのと同じようなもんである。
こっちの一撃が当たれば良いが、逆に一発貰えば昇天しかねない。
したがって、投資する際には相当に慎重にならざるを得ない。


……はずなのだが、この日経平均高値更新の現状で1000億ぶち込むんだから、凄いなあその意気込みにと素直に思う。

ファンダメンタルズで見れば、確かにまだ買いだと思う。
テクニカルズでは警戒が出ているけれど、そこまで気に留めるほどではない。
と思うんだけど、なんだろうこの何とも言えない静けさは。

と思っていたら、森永卓郎さんや小倉優子さんの記事が出ていて、やっぱ暴落を恐れている人がいるんだなと思った。
一方で、エミンさんのようにイケイケドンドンな方もいる。
自分もどちらかといえばエミンさん派なわけだが、それでも何かが引っかかる。
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日経平均株価3万円突破記念

きっと嬉しいことなんだろうけど、どうも素直に喜べない。
兜町のおっさんがインタビューされている日経の記事を読んだが、凄く同意。

「90年のバブルとは全然雰囲気が違う。何かおかしい」

その時代のことは全然わからないけれど、妙に同意できる言葉だ。


で、このビッグウェーブをどうするか?
なのだが、さっぱり先が見えないので波から降りておこうと思っている今日この頃。
わからないだから仕方ない。
これが素直に喜べない理由だ。
力の入れどころが分からないんだから、3万突破なんて自分にとっては意味が無い。

このまま3万9000を突破したとしても全然おかしくないし、他国と比較すれば4万5000は超えてくるんじゃないかな?と思うほど。
イケイケドンドンなら5万超えもありそう。
一方で間近で大きな調整が来そうな気もする。
要するにどっちにいってもおかしくない。

いずれにしても今回の滅茶苦茶な相場で気付いたのは、僕はファンダメンタルも結構見ていたんだなということだ。テクニカルばかり見ていたつもりだったのだが、意外とファンダメンタルも重視していたらしい。で、今回の相場に対してはこのファンダメンタルの見方が袖をぐいぐい引っ張って来る。テクニカルだけで見れば、イケイケドンドンなのだが……。



しかしこんな無茶苦茶なやり方をしてこの先資本主義が持つんだろうか?と疑問に感じている。
いよいよマルクス主義の予言が当たる時が来るのかもしれない。

結局は海外かよ

今日は久しぶりに凄まじい落下となった。

落下の要因は色々あると思う。
上がり過ぎていたというのはもちろんだし、MSQのためにというのもそうだろう。
某所で言われているように調整的局面に入った、ということなのかもしれない。
しかしそれだけではないように思う。

ひとつあれだよなと思っているのが、こういう下げの場合、少なくとも調整じゃないんじゃねえかなってことだ。
本気下げの序曲といった方が、現状を描くにより適切なワードな気がする。
つまりどういう事かと言うと、調整の場合だともっと緩やかな感じになることが多い。
今回の場合はそうではなく、ズドン、ひょろろろろ、ズドンって感じ。
うーん、難しい。
数値で表した方が分かりやすいのかもしれないが、数値を追うとまんまと引っ掛かるパターンがあるんで、やっぱりこういう擬音で示した方が分かりやすいと思う。
大口がぶん投げている感じなのね。
要するに妙な落ち方だったので、これは警戒した方がええなということだ。

あるいは先々週あたりから海外勢が買いに転換したらしいので、それが売りに回ってきたのかもしれない。

いずれにせよ、今度はどこまで落下していくかだが、MSQの明日と来週月曜日の動向次第といったところだろう。
もう一回上がるためには、ちょっと燃料が入りそうだ。

世界の工場

これまで世界の工場と言われ続けた中国。
その模様が近いうちに変わるかもしれない。
そう思わせる新型コロナの影響。

しかし、昨日のニューヨークタイムズには「それは無理です!」といった記事が載っていた。


Chinese Factories Face New Threat: US Anti-Virus Controls
https://www.nytimes.com/aponline/2020/03/18/business/bc-virus-outbreak-china-factory-threat.html

「中国の工場は、合衆国の新型コロナ対策のために、新たな脅威に直面している」
という記事。


記事では、中国が武漢(中国)ウイルスこと新型コロナを封じ込めた後、工場を再開させようとしているが、アメリカの防疫作戦がそこに水を差す形になるだろうという指摘に始まり、現在の中国国内における工場稼働状況をリポートし、今後の世界情勢の行方を推測している。


稼働状況に関してとりわけ面白い状況になっているのがスマホなどのコンピューター市場のようだ。
基幹部品となるチップがアメリカ製造なので、そこから仕入れられないとなると、そもそも作れない!となる。
これはマズイわけである。
その点、ファーウェイはトランプによるチャイナフリー運動の影響もあって、アメリカ製の部品を排除してきたことから、まだもうしばらくは供給元を変えずとも何とかなるようだ。
これはなんとも皮肉な話である。


記事の後半部分では中国と決別する難しさを語っている。
そこには、アメリカという国の実情も垣間見ることができる。

アメリカは2018年から中国と関税戦争を繰り広げてきた。
それによってアメリカの会社も何とか中国からの脱却を図ろうとしてきた。
ところが、中国の条件と同程度の条件を持った国が他に見当たらないという問題に直面してきたのである。
そのため、抜けるに抜けられない状況になっている。

無論、中国からの脱却をもくろむ会社は何もアメリカの会社だけではなく、韓国のサムスンもそうである。
サムスンもまた、人件費抑制のために中国からベトナムへと工場の一部を移転させた。
しかしそのベトナムも、人口で見れば中国の工業を支える中心となっている省一つよりも少ない。
したがって、「今まさに、多くの人がすぐにでも中国を離れようとと考えている。だけどそれはとても難しいことだ。……中国は、武漢(中国)ウイルスの後でさえも、国際競走上の優位性を保ち続けるだろう」という結論になる。
要するに、そのくらい代替国を見つけるが難しいと締め括っている。



この記事の肝は、現状、そして未来においてもアメリカが中国と決別するのは難しいと言っておきながら、中国側もまたアメリカと決別するのは難しいと言っているところだろう。
つまり、どちらも経済的に必要としているのが現状なのである。



でも、本当にそうだろうか?



少なくともアメリカ国民の反応を見る限り、「くだばれ中国」「消えろ中国」という声が圧倒しているだけでなく支持も得ている。
今回のコロナでそれが凄まじく勢いを増してきている感が否めない。
中国に依存していることを快く思っていない人が極めて多いことを改めて認識させられる。
中には、中国に魂を売ったとされる企業の名前を挙げる人までいる。
また、今回のコロナを契機に、もう中国製は買わないという人まで現れた(といってもアメリカ人なので買ってしまうんだろうが)。
確かに経済的には他に代替がきかない状況なのだろうが、政治的にはNoという判断になっている。
経済的合理性をとるか、政治的合理性をとるか、どちらにふれるかで今後の関係が決まってゆくことになる。


日本もまた、2005年、2012年の反日デモで散々痛い目に合ってきた。
それでも中国に工場を維持し続けた。
そうして今回のコロナショックでまたしても痛い目にあった。
これで三度目である。
確かに経済的には、日本もまた抜けるに抜けられないといったアメリカと同じ状況にある。
でも、そろそろ過去の経験を活かす時期に入ったのではないだろうか。
関税協定の枠組みも出来上がって来たこの時期だからこそ、国産回帰しても良い頃合いなのではないかと個人的には思う。

アベノミクス第二弾噴射

アベノミクスは止まらない。
どうやら政府はもう一発目のアベノミクスを考えているらしい。
その発表があったからだろうか、株価は高値を更新し続けている。
どうやら株価対策はバツグンのようだ。
だが問題は山積みとなっていることは疑いようがない。
なにしろ、このニュースのコメント欄にはこう指摘されていた。

「アベノミクス終わってたんかーい」

そう、食パンマン風の突っ込みのこのコメントが、山積みの問題の中でも頂点に君臨するであろう問題の本質を捉えている。

「誰もアベノミクスが続いていたとは思っていないということだ」

そのくらい、一般人には感覚がない。

アベノミクスとは何だったのか。
そもそも始まっていたのか?
いや、存在していたのか?
アベノミクスの正体は蜃気楼に違いないと自分は思っている。
でも、蜃気楼だっていいじゃない。
株価が上がっているんだもの。
って感じだ。

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HN:
linne
性別:
男性
職業:
モーグリ工科大学 クリスタルエンジニアリング研究科 クリスタルライザー講師
趣味:
バナナの皮むき
自己紹介:
ちゃきちゃきの江戸っ子だが、サイタマ生まれ。
春日部ファイヤーを合言葉に東京征服をたくらむ。

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