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投資的な毎日を猫目線でレポートします

   
カテゴリー「不動産」の記事一覧

不動産市況

相場上昇が続いているというニュースが飛び交う中、気になるニュースも出てきた。
東京23区の伸び率が鈍化したというもの。
さらに23区以外では下落に転じる地域も出てきたらしい。


これは典型的な天井サインじゃないかしらん?
と、ふと思う。
ずっと右肩上がりに来ていたので、調整と見たいのだが、それにしては弱すぎるからだと思う。
こういう状況を表す適切な言葉は、燃料切れだ。


不動産の場合の、23区で火災旋風が怒らないと周辺に飛び火しないという特性がある。
23区で鈍化、鎮火となると、周囲はぺんぺん草も生えない勢いで萎れていくのが不動産市況だ。
しかも富裕層・外国人による爆買いがあるのにも拘わらず、1%にも満たない伸び率ということだから、いかに不動産市況が歪な状態で、なおかつ弱気になっているのかが窺える。
着火させるだけの燃料が切れているっぽいのだ。
つまり、実需が先細って来ているということ。
換言すれば、不動産相場が独り歩きしている可能性が高い。
もちろんさすがにまだバブルとまではいかないと思うし、まだ上がる余地はあると思う。
いや、そう思いたいだけだろうか?


不動産は、J-REITの体たらくといい、今後の金利問題といい、要注意になりそうだ。
上下の動きが激しくなる時期だともいえるので、注目していきたいところ。

しかし、ここからの空売りは微妙に怖いなあとも思う。
すべて海外次第なところがあるから、何かあれば一気に資金が入って来るかもしれない。
何しろ、海外目線では東京はそれなりに魅力的らしい。
全然そうじゃないという声もあるようなので、それなりとした。


ちなみに反対派の意見は、リスクファクターが大きいというものだ。
これはその通りだと思う。
災害が起これば、東京は終わるかもしれない。
古い建物が多すぎるのだ。

さらに外国人世帯も多い。
日本人世帯については6割近くが災害に備えて何らかの備蓄しているという調査結果が出ているが、外国人世帯について調査した例は見たことが無い。
災害が起きたら、自治体がお助けします!というスタンスになってしまっている。
これはもう自治体がお花畑なんだと思う。
そんな余力がないことは、能登地震が参考になるかもしれない。

なお、外国人世帯にはがきで確認してみたという自治体の例が出てきたが、返答率は1割だったそう。
相手にされていなくて泣いた。
もしこれが東京も同じ状況なら、つまりは災害に関心を持って備蓄している世帯が1割前後だとしたら、支援物資が足りずに大パニックになりそうである。

外国人世帯でも富裕層や教養のある世帯は、日本人同様に備蓄しているようだ。
近所に暮らす中国人一家は、一般的な日本人世帯よりしっかり対策しているっぽくて、凄い。

しかしそうではない人たち、つまりは労働のために来たひとたちは基本的に備蓄するという習慣がなさそうである。
たとえばうちの近所の飲食店勤務の外国人世帯は、何かあればすべて区役所が助けてくれるという頭でいる。
そういう状況を区役所が作ってしまったから、自分でやらなくても良いと考えている節があるのだ。
これは本人だけでなく、区役所の責任もあるだろう。
役所は自助努力が必要であることをもっと訴えるべきだと思うが、どうにも外国人に対しては弱いようだ。
守るべきものという認識をしているっぽい。


もし実際に大震災が起きたら?
幸い、東京には港がある。
そのため、船による支援は来るだろう。
しかしそうなると港区とか中央区あたりに人が集結しそうだ。
いがぐり肩パットでヒャッハー!とか言い出す輩も出てくるかも?
うーん、一気にデトロイト状態になるかもしれない。
それはそれで見てみたいと思ってしまう不思議。

とにかく、不動産市況の動向に注目です。
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中古マンションの成約は築40年超が18%という異常事態

中古マンションの成約は築40年超が18%
https://www.stepon.co.jp/uri/mansion/mansion_news/2024/0229_2614/?utm_source=11409Y&utm_medium=bmm&utm_campaign=EE99_240306&argument=nodf34lq&dmai=a65e54b2d238f9


「物件の属性をみると、中古マンションの平均成約価格が「築5年以内」は7000万円台、「築11~20年」は5000万円台、「築30年超」は2000万円台。中古戸建住宅の平均成約価格が、「築5年以内」で5000万円台、「築6~20年」で4000万円台、「築21~30年」で3000万円台、「築30年超」が2000万円台だった。」


昔は、といってもそんな前ではないんだけど、築20年までが売り時。
築30年超はババ抜き。
と言われていた。
それがまさかの築40年超の、いわゆる完全なるババ物件が18%で最多という記事を見て、ぶったまげた。
業界も変わるもんやなあと感慨深い。
売主はババ抜きで逃げられて良かったねと思う。


が、価格帯を見てびびった。
30年超で2000万とあるが、40年超は1000万かと思ったら、そんな下がっていない金額なんですよ、奥さん。
これはもう事件ですよ、姉さん。

不動産屋の営業はきちんと買主に説明しているのかな?
買主はマンションの資料をきちんとくまなく読んだのかな?
というか、配管とかそういう細かいところはきちんと確認したのかな?
外観や内装だけ見て決めたんじゃなかろうか?と心配になる。
他人事なのでどうでもいいと言えばどうでもいいが、なんかね、あまりにもね。
すべて納得の上でならそれでいいのだが、業界の人間ですらよほど利回りが良くないと手を出さないものだということは、頭の片隅に入れておいた方がいいような気がしてならない。


もちろん500万とかその程度なら、場所によっては十分ペイできるレベルだろうし良い選択肢に入ると思う。
まあギャンブルやけど。
あとは比較的住民がしっかりしている物件とかね。

でも、賃貸に回されていて外国人が1/3以上を占めていたり、高齢者ばかりだったり、積立金があれだったり、耐震補強をしていなかったり等々、そういう物件を、築30年より安いから程度で40年超の物件に手を出してしまったのだとすれば、それはあまりにも勉強してなさすぎると思う。

仮に投資用だとしても、築40年超の物件を購入するのであれば、利回りが8~10%近くはないと厳しい。
詳しく書くと面倒だから端折るが、リスクの方が上回る確率が物凄く高いからだ。
そんなボロイ物件がたくさんあるとは到底思えない。
(ただし、入念に調べれば利益を出せる物件は確実にある。あるが同業者も狙っている。)

それに今後の金利動向もある。
もうすぐあれよね、と思うと、リスクオンにしてよい状況かどうかは慎重であるべきだと思う。


これはハイリターンを求めるチャレンジャー精神なのだろうか?
リスクを取らねば、ハイリターンは得られぬ!
そんな心持なのだろうか?


そしてふと思った。

これ買っているの日本人じゃないかもしれない……。


買主が外国人なら、納得がいく。
彼らは意外と日本の建物事情に疎い。
築40年なら全然住めるやん!!
100年だっていけるぜ!と、わりとガチで思っていそう。


日本だと無理だからね?と優しく諭してあげられる不動産屋がいたら、それはもう正直不動産だと思うが、少ないんだろうなあ……。
リフォーム済なんで内装綺麗ですよ!驚きの白さっす!
とか言ってんのかもしんない。


ちなみに僕の経験上、旧耐震や新耐震といった言葉を知って、物件を契約した外国人は一人もいない。
うーん、もしそうならちょっと気の毒な気がしてならない。
とはいえ、相場がどうなるかわからんしなあ。


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linne
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モーグリ工科大学 クリスタルエンジニアリング研究科 クリスタルライザー講師
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自己紹介:
ちゃきちゃきの江戸っ子だが、サイタマ生まれ。
春日部ファイヤーを合言葉に東京征服をたくらむ。

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