キオクシアが話題なので、ちょっと考えてみた。
上がりすぎ&糞決算だったのでストップ安というのは割と予想できたことだが、問題はその先。
月曜は寄り付くはずだが、どこでどうリバウンドするのか、いやそもそもリバウンドどころかデッドバウンスキャットになるのかに注目がいっている。
個人的にこの状態でインするのは得意じゃないので様子見を決め込むつもりだが、明らかに上がりそうならやっぱりインしてみたい気にもなる。
なにしろボラティリティが高いんで……というスケベ心である。スケベ心いくない。
そこで、スケベ心を抑えつつ、決算資料および関連資料を見てみた。
気になったのはここいら。
Q: 顧客との長期契約の交渉状況を教えてください。A: 当社は OEM 向けビジネスが多いため、販売物量は 1 年をベースに顧客と交渉をしています。現在 CY2026 年の通年での販売物量に関する交渉が行われており、一部の顧客とは CY2027 年以降についても話し合いが始まっています。
キオクシアの販売ルートがよく分かる文言。
要するに先物取引みたいな形になっとるけぇ、今回のDRAM高騰の影響を受けていないのよね。
その結果が現れて来るのはまだ先の話で、しかも現在交渉中という訳なんざます。
だからFQ2が酷かった。とも言えるのかしらん?
それに加えてこれ。
Q: DRAM やコントローラーの需給ひっ迫が業績に与える影響は?A: 一部の部材の需給状況や価格動向は認識しており、部材価格の上昇は第 3 四半期のガイダンスに織り込み済みです。今後は調達の多様化や価格への転嫁などを検討していきます。
うん。ですよね、といった感じ。
つまりFQ2(第二四半期)はともかく、FQ3(第三四半期)はすげえ頑張るよ!って意気込みを感じる。最高益更新を目指す感じらしい。
といっても、どのくらいぶっ飛んだプラスになるのかはちょっと未知数な気がしてならない。
FQ3で一気に計上してくるんだろうか?
さっぱりわからん。
ちな、北上第二工場の稼働は9月からだが出荷は2026年からとある。
なお、為替レートは147円を想定。
いずれにせよ、数百億は十分あり得る感じだけれど、数千億規模の売り上げが増えるとは思えないのでどうかな?といったところ。
以上を踏まえた上で、今の高値で買いたいか?と言えば、NO。
割と明確にNO。
期待値だけで上がってきたんだというのがはっきり分かるレベルなのでNOである。
AIバブル音頭が華麗に鳴り響いて頃ならともかく、今は地合いが微妙になってきたのもある。
業界内部を知っている人なら何か情報があったりした場合に手が出るんだろうけれど(それをインサイダーという)、自分のレベルではここからだとちょっと手が出せない感じ。
でも短期はOKだと思っている。
ファンダメンタルズ無視のテクニカル勝負はありだろう。
ただしやるにしてもバンカーバスターが炸裂したら怖いので、ロットは少な目で、かな。
そんな訳で月曜日はキオクシアの株価が9000円割れしないようなら、まだちょっとAIに期待する人がいる感じで、10000円を超えて来るようなら、あるいは値幅制限近くまでもっと買われるようならAI相場に再度期待派がかなりいる、という目論見でいこうと思う。
逆に今週中に7000円に達するようなら、割とみんな冷静になって来たんだなという証左にもなるように思うので、そうなればさらに慎重姿勢でいくしかなく、フルスロットル厳禁という戦略で行く感じか。
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