先週の一大イベントといえば日銀の利上げだったわけだが、これが大失敗に終わってしまった。
事前に上げる上げるリークをして、丁寧に地ならししていったところは素直に評価できる。
利上げショックを起こさない工夫は見事だったと思う。
実際そのおかげで日経平均は爆騰した。
問題は利上げの会見の方と声明。
ここでハト派を演じる意味は全く無かったのに、何故かしばらく上げませんから許して……みたいな雰囲気に。
スーパーチキン植田ならこのくらいやってしまうかもしれないと予測していなかった訳では無い。
ないものの、さすがに少しは考える頭があればあれはないって分かるはずなのに、何なんやろな。
こいつが日本円の番人かと思うと情けないでしかし。
兜町の元木さんの前でジャンピング土下座必須やろ。
そんな訳で、せっかくの0.25%の利上げも無かったことどころか燃料になってしもうたやんけ。
市場からは、「あと何発いけるん?1発くらいよね?無理よね?馬鹿なの植田?ありがとうね植田!」って声が聞こえてきている感じがしてならない。
そんな声が思いっきりドル円とユーロ円チャートに出てるもん。
あとは買い戻しがどこで入るのかなって感じだけれど、買い戻す必要あんのか?って声もあって怖い。
こうなると160円までジェットコースターロマンスやんけ。
それとまずいのはもう2つある。
①国民民主党が嬉々としているけれど、いわゆる所得税の基礎控除178万円問題。
②医師会大絶賛の医療費3%アップ。
①は所得税限定なので、大した減税効果はない。
それよりも所得が上がればその分住民税と社会保険料が襲ってくるので、あれ?ってなるはず。
そこに一般人が気付いたときが割と修羅場だと思う。
しかも質の悪いことに、全く減税されないことになった住民税は翌年徴収だから、時限爆弾が起動するのは2027年ということになる。
さあ、どうなる?
②については単純に社会保険料がさらに逼迫する。
要するに、歳出拡大の底上げに一役買う感じ。
本来なら、これだけ円の価値が毀損しているのだから、歳出削減して利上げを行い、余分な政府資産を売却するなどして円を守らないといけないのに、それを放棄する政策を採ってる。
こういう訳わかめな流れについて考えてゆくと、日本政府が目指すところはハイパーインフレによるドンジャラなんだという結論に行き着く。
まあ、文句を言っても仕方ないんで、素直にオルカンとドル建てで頑張るほかねえなと。
金は、うーん、金はどうなんだろう?
あとは日本株もやっぱありよな。
ただし本格的な財政破綻が近づいたら、日本株もただじゃすまないよな。
いや、そうなると世界大恐慌に発展すんやろな。
うーん、やっぱり金しか勝たんかこれ?
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