日銀がマイナス金利やめるお!宣言を出してから、円安が加速している。
普通、金利が上昇すれば円高に触れそうなものである。
が、実態はそうならなかった。
その理由は色々とあるだろう。
個人的にそれを想像してみたいというのが、今日のテーマ。
まず、現状を見てみたい。
ドル円のチャートを見ると、3月11日を境に、綺麗な右肩上がりの上昇を続けている。
現在、
151.48 円
この現象の背景については、新聞・ネット記事などが色々と報じている。
まず、事前に日銀発表が漏れていたこと(というか、日銀自体が率先して声を出してしまっていること)が挙げられていた。
それによりマイナス金利解除のインパクトが失踪したという指摘。
さらに、マイナスを解除しただけでゼロ金利であることに変わりはない、という点の指摘も手厳しい。
なかには、政府・日銀の政策失敗というニュアンスの含みも見られた。
また、機関投資家に動きが見透かされており、舐められているというのがポイントらしい。
今回の発表は、どうせ日本政府と日銀はこの先も大して金利を上げることはできない、ということを表明したという風に捉えられている節もあるようだ。
それで安心して円を売り込みに来ているという。
なるほど、そうかもしれない。
政府・日銀の動きはド素人の自分が見ても説明できそうなくらいわかりやすい。
ところで、金利と言えば、いわゆるフィッシャーの計算式が想起される。
実質金利=名目金利-期待インフレ率
ってやつ。
現状、名目金利を0.5くらいにしたとしても、期待インフレ率がグイグイ伸びてきているから、実質金利はマイナスになる。
だから、期待インフレ率を超える名目金利にして、経済成長を調整しないといけないのだが、日銀の政策金利設定は慎重というか、臆病である。
まだインフレにしたい、日本円を安くしたいという思惑があるのだろう。たぶん。
とすると、日本株はまだまだ上がるし、円安はもっと進むと言えそうだ。
という訳で、明日以降も買いを継続してみようと思う。
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