GPIF「前倒しで改革」、NISA上限拡大へ=菅官房長官<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140802-00000048-reut-bus_all>
「菅官房長官は「これからも優先すべきは日本経済の再生」と指摘。経済再生のための個人金融資産活用策の一環として導入したNISAについて、現行の年100万円から、「これから暮れに向け、倍以上のものを活用できるような方向性で取り組んでいきたい」と述べ、上限拡大に取り組む考えを示した。 …… そのうえで、アベノミクスの3本の矢を放ち、「スピード感をもって実行に移すことによって、まさにデフレを脱却し、財政再建も何としてもやり遂げていきたい」とした。」
NISAには致命的な欠点というか欠陥がある。
それは「損失」という概念がないこと。
どんな投資家だって、損したことのない人はいない。
あのバフェット氏だって、損したことがある。
投資のプロですら、普通に損を出す世界。
その世界で、「損失を出してはいけない」という制約をつけることそのものが無茶苦茶である。
そんな欠陥構造を持つNISAをさらに拡大させるとどうなるか。
結果は小学生にだって分かりそうなものだ。
単純に、損失が拡大させた分だけ倍増することになる。
しかも損失は他と相殺できないから、完全なる損失になる。
とてもじゃないけど、投資方法としては危険なレベルという他ない。
それならばもっと良い案はあるのか?
この記事のコメント欄にも書かれてあったが、取引にかかわる税率を、個人に限って10%に引き下げるか、あるいはさらに引き下げるなどした方が、よほど日本経済のためになるだろう。
NISAの場合は投資チャンスが片道切符でしかないが、取引にかかわる税率の変更であれば、何度でも取引が可能になる。
その結果、流動性が増し、市場が活性化する。
とにかく、ここ一年半近くの安倍内閣の暴走は心配になるレベルだ。
個人的に自民は応援したいし、安倍首相も好きだ。
外交はよくやっている。
しかし、経済政策に関しては、何一つと言っていいくらい、賛成できるものがない。
今、株価が上がって、見た目だけは良く見える。
でも実態はそうじゃないだろう。
明らかにバブルだ。
政府が泡がはじけ飛ばないように、特殊な薬液を使ってのバブルだ。
しかも泡が次から次へと出てくるように、仕組んである。
でも忘れちゃいけないのは、泡は泡でしかないことだ。
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