「1986 年にアメリカで刊行後、数々の賞を受賞。
中学校の教材として採択された感動秘話。
邦訳が熱望されていた名著、待望の日本語版
大戦末期のある夜、小学生の擁子(ようこ・11歳)は「ソ連軍がやってくる」と
たたき起こされ、母と姉・好(こう・16 歳)との決死の朝鮮半島逃避行が始まる。
欠乏する食糧、同胞が倒れゆく中、抗日パルチザンの執拗な追跡や容赦ない襲撃、
民間人の心ない暴行もかいくぐり、祖国日本をめざす。」 (Amazon 紹介文より)
これまで、政治的な配慮とか、そういう大人の事情のために日本では販売されなかったと言われている本、「竹林はるか遠く」。
それがいよいよ今月28日に発売になるらしい。
個人的にかなり楽しみな本だ。
しかし不安もある。
どのくらいまで原文を正確に訳しているのかどうか。
政治的な問題が絡む以上、色々と大人の事情が入ってしまうこともある。
そうした事情に押されて、文章が全く別の文章に変容を遂げていることもある。
あるべきはずの文章が、きれいさっぱり無くなっていることだってある。
そうなってしまえば作品の価値は台無しだし、読む価値もない。
本書には、ぜひともそうした不具合を出さないでほしい。
ありのままを伝えて欲しいと思う。
そして私はありのままが読みたい。
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