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胸糞悪くなる。
まったく、金融が発達した時代の弊害だよな。
昔じゃさ、汗水たらして働かないと食ってなんかいけなかったんだよ。
貴族とかは別だけど、一般人はそうだった。
ところが金融工学の発展とともに、働かずにお金を生み出すシステムが出てきた。
お金がお金を生むってわけだ。
もっとも、もとをただせば、こうしたシステムは結構古いんだけれど、本格的に活用されはじめたのは最近なんだよ。
とにかく、そいつが世界を狂わせてしまった。
誰だって汗水たらして働くなんて嫌だもの。
楽してお金が入ってくるならそれがいい。
そして金融はそれを可能にしてくれる、魔法みたいなもんだ。
そりゃみんな魔法に群がってくるよな。
で、その結果どうなったかといえば、次から次へと新しい金融商品が開発されてった。
それとともに、扱う金額がバカでかくなっていった。
もちろん、でかくなったっつっても、実体があるわけじゃない。
庭で焼いた焼きイモから立ち上る煙みたいなもんだ。
しょせん、金融が生みだす価値なんて、焼きイモの煙程度でしかないんだよ。
その煙がダイヤの指輪や摩天楼のビル群に見えるのは、人の心がそれを望んでいるからってだけ。
だから、風が吹いて煙が飛べば大騒ぎになる。
ああ、金融ってそんなもんだよな。
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