今や猫も杓子も投資投資と、ちょっと想像を超えた社会になってきた。
年初から日経平均爆上げが続き、2月に落ちるかと思いきやさらに上昇。
凄まじい勢いだ。
そうなると出てくるのが大暴落説。
暴落説といえばあの人。
そろそろ来るだろうな、あの人が……と思っていたら、やっぱりきたよジム・ロジャーズ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b07273c374b49f34a6a6e04aa9bec894965ee92
記事によれば、早く売り過ぎた云々ということらしいが、たぶん本音はそうじゃない。
買いたいから早く大暴落してくれ!ってことなんじゃないかと勝手に思っている。
それはたぶんジム・ロジャーズだけじゃなくて、結構みんな思っていることのような気がする。
「どうにか調整を、押し目買いを」
というのが多くの市場参加者が思うところなのではないだろうか?
かく言う自分もそんな感じだ。
で、ロジャーズ氏をはじめとした暴落説はどこまで信憑性があるのだろうか?
個人的にはあまりないと思っている。
理由としては、大暴落する要因が今のところ見当たらないからだ。
ただし、暴落はあり得ると思う。
たとえばテレビでは、だいたい次のように言われることが多い。
「今の株高はバブルの頃とは違う。
あの頃は企業価値の何倍もの株価になっていた。
稼ぐ力が大したことないのに、過大評価されていたんだ。
でも今は違う。
稼ぎに見合った評価がなされている」
この点については確かにその通りだと思う(一部を除く)。
ファンダメンタルズでみれば、割高ではないと個人的には思う。
むしろまだ割安と思えるものも結構ある。
が、動きが異常なのも確かだ。
なんてことのない決算なのに、糞ほど売られていたりする。
そして後から戻してきたりとかもする。
筋による揺さぶりとかそういうのではなく(もし筋なら、相当な下手くそと思われる)、意味不明な動きが出ている。
意味不明なと述べたのは、これまでの主観的な経験から見て、ん?なにれこ?という動きのこと。
そういうのが前よりも遥かに多くなった。
言い換えれば、ほんのちょっとしたことで市場が過敏に反応して、上下する。
だから、暴落はいつ起こってもおかしくない状況だと考える。
そんなことを考えていたら、わいの尊敬するバークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット氏がみんなに手紙を送っていたらしい。
その内容を本当に適当に要約すると、「市場の動きがちょっとよくわかんないから、儲けにくくなりますた。故郷に帰ります」ということらしい。
正直、すげえ納得した。
今の市場で確実に儲けるのは難しいということだ。
しかしバフェット氏がお手上げとなると、自分のような猫の額ほどの者にとってはどうすればいいのだろうか?
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